子どものときには誰しも哲学的な疑問を持ってしまうものだという話があるけれど、私の場合には次のような疑問を持ったことがある[のを思い出した]。以前、自由民主党に属する何人かの議員が党を抜けて民主党という新党を作ったことがあった。そういうニュースを耳にしたとき、私が思ったのは「それじゃ、自由民主党は自由党になったんだね?」ということだった。あぁ何という屁理屈…。親とか親戚の人に話したけど誰も理解してくれなかった。
この子どもは名前が恣意的であることを分かっていないのだ。これは確かにいささか混乱させるものではある。「民主党は"民主党"とは呼ばれないことも可能であった」が真であるという不思議。ヴォルテールなら神聖ローマ帝国は神聖でもローマでも帝国でもないと言う場面だろうか*1。
- 作者: W.G.ライカン,William G. Lycan,荒磯敏文,鈴木生郎,川口由起子,峯島宏次
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
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