京都アニメーションの最高傑作と言われる『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見た.これを見るにNetflixに入ったと言ってもいいくらいである(さいきん話題になっている実写版One Pieceとかも見てしまったが,それはまた別の話).
京アニの作品,『けいおん』とか『響けユーフォニアム』は生理的に受け付けなくて1話の途中で切ってしまったが,今回はちゃんと最後まで見られた.外伝や劇場版は正直いまいちだったけど,テレビ版(のとくに前半)は最高傑作という評価も納得だと思った.後半になるとヴァイオレットが有能すぎて少し白けてしまったが,前半は空気の読めない振舞いの一つ一つが心に刺さった.「裏腹です」の場面とか,鳥肌が立った.
舞台設定がなんとなく気になったのだが,某知恵袋によれば
完全なごちゃまぜです。
まずライデンという言葉はオランダ語、シャフトリヒはドイツ語です。
電波塔はエッフェル塔を彷彿とさせますが、ライデンが海辺街なのに対しパリは海に面していません。地形的にはシチリアに近く、坂の多い街並はイタリアを彷彿とさせる部分もあります。
イギリスのような田園風景もあれば稲作が豊富でスペインを思わせる風景も見られます。
とのこと*1.いちおう劇場版ではエッフェル塔が建設中で,電話も出てくるので,時代設定は19世紀後半あたり,ヴァイオレットと少佐が参加した戦争は普仏戦争のイメージかなぁとは思う.ちなみに,葉書が一般化したのは普仏戦争のときで,前線にいる兵士が愛する家族と交信するための手段だった,という話を読んだことがある*2.
音楽も印象的な作品だった.YouTubeにはアレンジもいろいろあがっている(以下動画を参考).作業BGMとして聴いてみるのもよいだろう.