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Skinerrian's blog

論理学・哲学・科学史・社会学などに興味があるので、その方面のことを書きます。更新は不定期。

浅田彰の國分功一郎批判

最近、浅田彰國分功一郎を雑誌でボロクソに叩いていた、という話をツイッター上で見かけた。調べてみると、こういう感じのことを言ったらしい。

京大の人文研にいる、東浩紀の同級生でディドロ研究者の王寺賢太が、國分を呼んでスピノザ論を聞いたことがあるんです。僕は昔から、先行研究を踏まえた手堅い優等生研究ってのは好きじゃなかったんだけど、國分は、驚くべきことに、ドゥルーズやネグリのみならず、古典的なスピノザ研究の蓄積についてもほとんど言及せず、ひたすら「僕のスピノザ」を大声で得々と語るわけ-腐っても人文研の研究会で。思わず「あなた、バカって言われない?」と聞いちゃった*1

こういう感じの批判(非難?)って、なんか既視感がある気がしてたら、東浩紀平野啓一郎を少し似たような感じで叩いている箇所を見つけた(『郵便的不安たち#』p.57)。先行研究を踏まえていない、とか何とか。もう10年以上前の文献だが…。

年長世代が若手の論者を、先行研究を読んでないと言って批判するという構図は、個人的にはちょっと新鮮な気がする。自分の周りでは、むしろ若手が年長世代に対して、「ちっとも先行研究を読んでない」、「文献研究を舐めてる」、「老害」などと言って切り捨てているのを(陰口だが)耳にすることが多いので…。分野の違いなのかなぁ。

それにしても、浅田彰は相変わらずの口が悪さというか。人をバカにするにしてももう少し丁寧にその根拠を述べるとか遠回しに言うとか、色々やり方があると思うけど。他山の石として、このブログではその辺に気をつけたい。

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Postscript (2014/10/5)

フランス現代思想の気鋭の人の発言から。

「大きな意義の一つ」ですか。うーん…。