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Skinerrian's blog

論理学・哲学・科学史・社会学などに興味があるので、その方面のことを書きます。更新は不定期。

反事実の表現

あまりに更新してなかったので、簡単なメモだけでも記しておこう…。

文法用語でいう仮定法は、…まぁ文法という位だから文の形に関係しているのだと思う。しかし、哲学ではよく、文と命題は区別しないといけないと教わる。それでいうと、別にあの特有のif then文の形をしてなくっても、同じような意味をもった表現を作ることがあってよいし、実際にある。ルイスは

  • No Hitler, no A-bomb. [ヒトラーなくして原爆なし]

という例文を挙げている。心理学に興味ある人だったらフォーダーの

  • No representations, no computation. [表象なくして計算なし]

という例文が思いつくかもしれない。グッドマンは「反事実」という表現はミスリーディングだとして、"Since"を用いた例文を挙げていた。要するに、反事実的条件文"A□→B"というのは、命題に関わるのだと思った。

反事実的条件法 (双書現代哲学 6)

反事実的条件法 (双書現代哲学 6)

追記:クワインのダジャレ

そういえば、クワインの有名なダジャレで

  • No entity without identity

というものがあった。しかし、これは反事実的条件法よりも強い厳密条件法として解釈できそうだ。