あまりに更新してなかったので、簡単なメモだけでも記しておこう…。
文法用語でいう仮定法は、…まぁ文法という位だから文の形に関係しているのだと思う。しかし、哲学ではよく、文と命題は区別しないといけないと教わる。それでいうと、別にあの特有のif then文の形をしてなくっても、同じような意味をもった表現を作ることがあってよいし、実際にある。ルイスは
- No Hitler, no A-bomb. [ヒトラーなくして原爆なし]
という例文を挙げている。心理学に興味ある人だったらフォーダーの
- No representations, no computation. [表象なくして計算なし]
という例文が思いつくかもしれない。グッドマンは「反事実」という表現はミスリーディングだとして、"Since"を用いた例文を挙げていた。要するに、反事実的条件文"A□→B"というのは、命題に関わるのだと思った。
- 作者: デイヴィッド・ルイス,吉満昭宏
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2007/12/17
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 21回
- この商品を含むブログ (22件) を見る