- 作者: まぐろ帝國
- 出版社/メーカー: 茜新社
- 発売日: 2010/07/23
- メディア: コミック
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この著者の作品の多くはシナリオが崩壊していて正直意味がよく分からないのだが、この本の前半をなしている「メイド姉」はなかなか良い話ではないかと思う。アニメ化もされてるみたいだけれど、私はそちらの方は見てないので。どういう出来になっているのか知らない。
山の仕事から帰ってきた勇太。そこには、久し振りに帰省した親戚の秋江姉さんがいた。『お帰りなさいませ、ご主人様!』メイド服を着てふっくらと成熟した秋江に圧倒される勇太。[…]
主人公は例えば、風呂に入っていたら、のぼせてしまって気を失って淫夢を見てしまうのだが、風呂に入るところと淫夢の内容がきれいにつながっているので、読み手は一話の最後までいかないと夢オチだと分からないようになってる。映画『オープンユアアイズ』みたいな感じ、というと分りやすいかも。
ちなみに、このお姉さんには恋人がいるので、主人公の初恋は叶わないんですがね。でも最後にちょっと救いがあって、お姉さんは結局東京に行ってしまうけれど、主人公と同世代の女の子が転校[?]してきて、「少年の恋はまだはじまったばかり」という言葉で締めくくられる。(色んな意味で)どろどろしたエロシーン(言い忘れたけど、この作者は絵は上手い)と対比的な爽やかさ。
まぁ、最後に登場する女の子の服装センスは正直どうかと思うけど。