読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Skinerrian's blog

論理学・哲学・科学史・社会学などに興味があるので、その方面のことを書きます。更新は不定期。

攻殻機動隊 The Ghost in the Shell メモ

この人気作、原作は非常に難しくて、何度か読み返したけれども膨大な註は殆ど目を通せていません。直線的に読んでいっても、何が起こっているのか全く追えないような話の作り方になっていて、シナリオを理解するだけで骨が折れます。それと、押井守の映画版はかなり単純化されていて、原作の理解の助けにあまりならない気がします。

攻殻機動隊 (1)    KCデラックス

攻殻機動隊 (1) KCデラックス

というわけで、以下、備忘録をかねてあらすじ等をメモってみる。

PROLOGUE 2029年3月5日

  • 2902光学迷彩:2029年製ということらしい。今後よく出てくる。

SUPER SPARTAN*1 2029年 4月10日

  • 電脳:コンピュータのこと(中国では「コンピュータ」の翻訳として使われている)。ウィキペディアの「電脳化」の項目を参照。ちなみに、中国では「電影」(映画)、「電視」(テレビ)というが、これらは元々日本で使われた翻訳だという*2
  • 洗脳装置が施設にあるという証拠をつかもうと調査していたハッカーが5時間前に焼き殺された、という前段。p.16
  • 鎮痛剤:生理痛に対する?
  • ありゃただの学習装置だ!:洗脳装置ではないぞ、と言いたい。p.23

Junk Jungle 2029年 7月27日

  • ガベル共和国との秘密会談:日本の外務省とガベル共和国の代表との会談。革命によって国を追われた大佐は、そこに介入したいと思っている(→p.72)。
  • 革命軍の戦術指導に君の部下があたってたな:中島のこと。後で登場する。抵抗して殺されようとした人。
  • 稼いだ金じゃないから身につかんし、搾取の返済だと思ってとるから誰も感謝などせん:ODAは税金で賄われており、官僚は自分の金ではないので好き放題できる。途上国は先進国の犠牲になっているという意味で、搾取の対象。
  • 待ってたのに23分でそれだけ?:侵入されてから僅か23分後には逆探知の作業に入っているので関心したが、そもそも張っていたことを知って、むしろ23分も経ったのに、何も分かって無いのか、という感じ。
  • HA-3だ:ウィルスの名前。どのタイプのウィルスか教えれば、どの程度の時間でゴーストに達するか分かるのか?
  • 彼女本当は62だって事?:前ページでハッキングされていた彼女のこと。若く見えるが本当は62歳。
  • 清掃車!?:車に乗っているのは、少佐とトグサ
  • このヤマを担当したがっとったろ:犯人なので公安の側に立って上手く処理したいということだろうか。マレス大佐は本国のプラチナ鉱脈を押さえているので、それを不正に輸入して捌いていた。
  • 何だよ少佐!そういうのよそうぜ:コマの右上の台詞に対する反応。ただのイタズラ?という疑問にあきれる少佐。
  • 強制認識音声か!?:たぶん犯人の声に反応して群集は動き出してしまう。
  • お前が連れて来た男だ:後ろに向かって喋っている。

Robot RONDO 2029年10月1日

  • 大輔君:荒巻「大輔」
  • トムリアンデは傑作だったが他のはどうも機械くさくていかん:ゴーストダビングで作られたロボットなので、人間っぽいのは当たり前、ということか。
  • 出荷検査官もSOSマークを知ってた筈よ:次頁に登場する人のこと。
  • アダムとリンク:ゴーストダビングされる予定の女の子2人。SOSを書いて暴走させれば見返りに寝ると言われて従ったようだ…。
  • 客の1人が犯人を欲しがってるから:ヤクザのこと。暴走したトムリアンデによって組長が襲われたので、報復しようとしている(→p.132)。ヤクザは恐らく子供をフィリピンから密輸するのを手伝っていたのだろう(→p.144)。

PHANTOM FUND 2029年12月24日

  • 私の後任のアセチノフ:ソ連大使館文化担当官ということか?(→p.188)
  • この機に関するあらゆる情報を:彼らが乗っている飛行機のこと。p.160で佐川電子は実際にどの組織の飛行機かを特定しようとしている。
  • 壊れたんなら直しゃいいのに:フチコマには「死ぬ」ということが分からないらしい…。
  • 根室上陸工作戦:他の国によって一度根室は攻め込まれたことがあるらしい…。
  • 「お望みは公安網の地図?フリーパスカード?」(p.166) フリーパスを手に入れたことが、p.180で分かる。
  • 「洗脳されたからって手際まではよくならねーからな」(p.177) コイルによって洗脳されていたが、それだけでは屈強な兵士にはならないということ。

DUMB BARTER*3 2030年5月2日

  • 過去に相馬の一味を潰したのは、少佐とイシカワ。
  • ヒステリー女め:前ページの「お前あの野郎と7ヶ月も続いてるじゃん!? 記録更新だぜ」の後に殴られたと思われる。
  • HV弾:HVは「High Velocity」の略。
  • 戦車の線をたどって:p.217で戦車の映像を観るシーンがある。そこから1課の戦車だと割り出した。少佐は、歩兵の中にいる彼氏と遭遇したことで気付いたが、そのときに課長はすでに気付いていたことになる(→p.225)。
  • 少佐が冒頭で制服を着ていたのは、「アナコンダ暗殺作戦の成功を祝って」カンパイをするため。(アナコンダは南米の麻薬王)
  • 1課長:公安1課の課長のこと。少佐を売った代償として、交通事故に遭って重体。

BYE BYE CLAY

  • 今日は帰って寝たい:結婚記念日だから。→p.254
  • 戦略研究部長ウィリス博士:中村部長が連れてきた人。p.244, 254
  • p.260:後ろから追突しているのはバトー達の車。
  • プロジェクト2501:p.267, 279

BRAIN DRAIN*4 2030年9月9日

  • ウサギでサメが釣れた:もともとはハンドガンの追跡調査から始まった捜査が、外相の暗殺事件にまで繋がったということか。p.291
  • 杉チャン:たぶんp.292でニュース原稿を読んだ人。
  • シリアの暗殺プランそのものが、イスラエルによる秘密工作の一部ということ。p.313

*1:超スパルタ人? パトナムの影響かしら?

*2:柄谷行人『戦前の思考』p.139

*3:沈黙交換

*4:頭脳流出