Skinerrian's blog

論理学・哲学・科学史・社会学などに興味があるので、その方面のことを書きます。更新は不定期。

佐藤彰一『歴史探究のヨーロッパ』

佐藤彰一『歴史探究のヨーロッパ』という本を図書館で見つけた.扱われている時代が初期近代で,目次を見た感じこれは結構面白そうだと思い早速借りてみたのだが,初っ端で詰まってしまった.

デカルトが人間精神は「白紙状態」から開始するとするのに対して,ライプニッツは… p.vi

精神が白紙から開始すると言ったのはロックじゃないかなぁ,とか.同じページの少し前の箇所も引っかかる.

思考する自分は存在している,その明証性は疑うことはできない.換言すれば,そのこと以外は一切が疑わしいとする態度が,デカルトの懐疑哲学の真髄であった.

こうした思惟の構造が,数学をはじめとする自然科学との親和性が強いことは言うまでもない.p.vi

コギト命題以外は一切疑わしいとか,「デカルトの懐疑哲学」とか,すごく引っかかるし,自然科学との親和性が強いことが「言うまでもない」とか断言されても,なんでそうなのか全然分からない.

歴史学者怖い.