2016-01-31 スペイン語 哲学 言語学 「おーい、モーク」ローリーは言った。「スペイン語は話せるかい?」「わからないわ。話したことがないから。どうして?」「スペイン人かアルゼンチン人かどこかの野郎が出てきて、持ち馬について母国語で話してるんだ。…*1 話したことがなくったって、スペイン語を話せるかどうかくらい分かるだろ、というジョークなわけだが、何気ないやり取りなので、雑に読んでいると普通に読み飛ばしそうだな、と思いました。こっから言語能力についての哲学的議論に話をつなげていったダメット先生はやはり凄いと思います(小並感)。 *1:ウッドハウス『お呼びだ、ジーヴス』p.136