Skinerrian's blog

論理学・哲学・科学史・社会学などに興味があるので、その方面のことを書きます。更新は不定期。

交響詩「希望」

『FF XIII-2』の公式サイトで流れるフュージョン系[?]の音楽が格好いいことに気付いた。ライトニングのテーマをアレンジしている感じなのかな。
どーでもいいけど、『FF XIII-2』のライトニングといえば

Éclairは「雷」のこと。それから、戦闘の曲「閃光」は「ライトニングのテーマ」のアレンジだったりする。ただし、Bメロが抜けている。戦闘中、ちょうど盛り上がってくる時間帯にサビに入ることが多いという素晴らしいバランスだと思う。[それに比べて脚本は…はぁ]

おっと、今日は『FF XII』について書こうと思っていたのにXIIIのことを書いてしまった。実は葉加瀬太郎:交響詩「希望」: 或るクラシックファンの雑記というページを読んで色々勉強になったので、思いついたことを少し書いてみようと思ったのだった。[リンク先はとても親切で優れた解説なのでお薦め。]

葉加瀬太郎による交響詩「希望」はXIIのエンディングでスタッフロールと共に流れる。全部で5楽章。PVでも使われていて、サントラに収録されている。ただし、注意しなければならないのは、PVやサントラのバージョンは、3, 4楽章が省略されていること。全曲版を聴くべきなのは言うまでもない。

さて、この曲は一見FF本編と何の関係もないようだが、3楽章冒頭のフルートによるフレーズ

それから、3, 4楽章の繋ぎでヴァイオリンが奏でるフレーズ

などは、本編でも頻繁に用いられるモチーフなので注意したい。例えば、クラン本部やモスフォーラ山地で流れる曲、ボス戦の曲と比較せよ。

ただし、これらは「希望」の主題ではない。主旋律(ハ長調)は非常に息の長くて、起伏の多い旋律である。3楽章ではホルンが、5楽章ではヴァイオリンが担当する。


副旋律はヴァイオリンが担当する。転調がとても自然である。下がるのと上がるの。

ふぅ。まぁ上のリンク先の解説が詳しいので、私が付け加えることはこの位だ。それと、最後にエンディングの動画も見つけたので貼り付けておこう。前半はアンジェラ・アキのどうでもいい曲があって、葉加瀬太郎の曲はその後。

ちなみに、私の友人の一人は、『FF XII』で唯一面白かったのはギルガメッシュ戦だけだと言っていたが、最近彼に確認したら、ストーリーは当然ながらエンディングに関しても全く記憶に残ってなかった。とても残念だ。曲もさることながら、イラスト集としても中々楽しいのだから(というか、スタッフロールが邪魔)。そしてアーシェがかわいいのに(←これが言いたかった)。