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Skinerrian's blog

論理学・哲学・科学史・社会学などに興味があるので、その方面のことを書きます。更新は不定期。

感想:マレフィセント

すごく面白かった。終盤のアクションとか格好いいし(小並感)。

従来の眠れる森の美女とは(ちょっと)違う、というのが売り文句の本作。何というか、シナリオの整合性にかなり気を使っているのが伝わってくる。もちろん、疑問が全く残らないというわけではないけど(なぜ目覚めたオーロラ姫はあっさりマレフィセントの味方になってくれたんだろう、とか)。しかし、これだけきちんと練った脚本を作ったのは非常に偉いのではないか。

と、シナリオの整合性を称えたところで、逆の指摘もしておきたい。個人的に面白かったのは、予言(この場合は呪いだが)が成就するというとき、普通の作品だと、予言を避けようとして、避けようとする振舞いが巡り巡って予言が成就することにつながったりするものだと思うのだけど、本作の場合、たしかにそういう側面もなくはないとはいえ、結局のところは、いきなりオーロラ姫の目の前に糸車が出現するということになってしまう。この辺の杜撰さが、シナリオ・設定の整合性へのこだわりとは対照的で、面白かった(褒めてる)。