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Skinerrian's blog

論理学・哲学・科学史・社会学などに興味があるので、その方面のことを書きます。更新は不定期。

けだもの組合

マルクス兄弟の映画『けだもの組合』を観たのだが、日本語の字幕だと絶望的にわけわからない映画だ。元凶は英語のダジャレが多用されていることである。ただでさえダジャレの翻訳は難しいのに、映画の字幕はできるだけ短くしなければならないから、本当に無理ゲーだと思う。どんなダジャレが出てくるのか、具体的に説明しよう。アフリカから帰ってきたばかりの探険家が、パーティで体験談を語るという場面がある。一部のスクリプトを起こすとこんな感じだ。

One day I shot an elephant in my pajamas. [ある日、パジャマを着て象を撃ったんだ/私のパジャマを着た象を撃ったんだ]*1 How he got in my pajamas, I don't know. [どうやって奴が私のパジャマに入ったのかって?そんなの知らないよ] Then, we tried to remove the tusks. [それから、象牙(タスク)を引っこ抜こうとしたんだ] That's not so easy to say, tusks, [舌がもつれそうになるな]

Oh, simple tasks. [おい、簡単な仕事(タスク)だろ]

As I say, we tried to remove the tusks, but they were embeded in so firmly that we couldn't budge them. [さっき言ったように、象牙を引っこ抜こうとしたんだ。しかし、ずいぶんしっかりと埋め込まれていて、どうにもならなかった] Of course, in Alabama, the tusks-a-looser. But that's entirely ir-elephant to what I was talking about. [もちろん、(タスカルーサという街があるくらいだから)アラバマでは象牙もユルユルだろう。でも、それは全く関係ないぞう]

*1:cf. ピンカー『言語を生み出す本能(上)』p.138