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Skinerrian's blog

論理学・哲学・科学史・社会学などに興味があるので、その方面のことを書きます。更新は不定期。

不思議の国のアリス

哲学

不思議の国のアリス』に、山形浩生訳があるのを知って、ざっと読んでみた。というか、これまでこの本をちゃんと読んだことがなかった。

不思議の国のアリス (文春文庫)

不思議の国のアリス (文春文庫)

 

ついでなので、関連書籍にも少し目を通した。

ルイス・キャロル解読―不思議の国の数学ばなし

ルイス・キャロル解読―不思議の国の数学ばなし

 

哲学史に関心ある人にとっては、少し面白い話を見つけた。キャロルの短編で"Logical paradox"というものがある*1。そこでは仮言命題の本性について考察されているのだが、これを書いた当時、キャロルはオクスフォードの哲学者クック・ウィルソンと論争をしていたのだという(p.121)。ウィルソンなんて、私も名前ぐらいしか知らないけど。トロープと普遍者の存在にどっちもコミットする人だっけ?*2

ともあれ、仮言命題について考えていたということが、有名な「亀がアキレスに言ったこと」にも繋がっているらしい。

関連サイト

*1:『不思議の国の論理学』(ちくま学芸文庫)に所収。

*2:cf. アームストロング『現代普遍論争入門』1章