アナモルフォーシスにちょっと関心が湧いたところで、こういう本を図書館で見つけることができた。
こういう絵本を子供にプレゼントしたら喜ばれるかもしれない。
アナモルフォーシスといえば、ホルバインの「大使たち」という有名な絵がある。基本的には遠近法絵画なのだが、真ん中に歪んだドクロが描いてある。東浩紀の説明によると
床のうえに浮いている楕円形がありますね。これは、肖像画の遠近法空間に属していません。これは実は、変形(ルビ:アナモルフォーズ)され描かれた髑髏で、視点をずらして左下から見上げるとかたちが見えてきます*1
左下ではなく、右斜め上から見てもドクロははっきりするよ*2。
ポストモダニストは「大使たち」に関してはこのアナモルフォーシスにばかり注目するように思うけど、もちろん、他にも見どころがある。最近、プロトン『はじめてわかるルネサンス』という本をパラ見していたら、この絵に描かれている色々なアイテムについての丁寧な解説があって勉強になった。