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Skinerrian's blog

論理学・哲学・科学史・社会学などに興味があるので、その方面のことを書きます。更新は不定期。

君がいた季節

久しぶりの日記。『君がいた季節』(アージュ、1999年)のリメイク版(2011年)をやったので簡単にコメント。amazonのレビューにも

延期→製品内容の変更及びダウンロードコンテンツ化→バグ、トレス疑惑、モザイクかけ忘れ→回収→某動画で謝罪とすさまじいコンボを見せてくれました

と書かれているように、今作はゲーム内容とあまり関係ない部分が酷かった。

さて、私の場合、アージュの作品は『君が望む永遠』(2001年)が最初で、年代的には前にあたる『君がいた季節』(旧)をやったのは割と時間が経ってからだった。どうしても『君望』という至高の名作と比べてしまう上に、『君がいた季節』(旧)はボリュームが少なく、また選択肢がシビアで適当にやっているとすぐにバッドエンドという感じなので、結構酷い作品という印象をもってる。これに対し、リメイク版はテキストも読みやすく、ボリュームもそれなりにはあるので、それなりに楽しめた。改行の位置が割と気に入らないことが多かったのだが、最初は誤植だらけだったというので何も言わないことにする。

シナリオは説明するのも馬鹿らしいのだが、要するに幼馴染の美人四姉妹がいて、どれとくっつくかという話が前半。主人公はカメラマンで、途中、修行のためにアメリカに留学するのだが、帰国してからの話が後半。この枠組が4人とも同じで、共通パートがそれなりの割合を占めるので、2人目以降の攻略はかなり作業感があった。ちなみに、アイコンは三女まりか(『マブラヴ』の純夏にグラフィックが似てる)なので、これがメインのヒロインなのかと最初思ったが、個人的には彼女のシナリオが一番ぱっとしなかった。

脚本の文体はいつものタムー節。主人公は脳内で本当によく喋る。先輩の写真家たちの台詞は歯の浮くようなメッセージ。自分ももう夢を見られる歳ではなくなりつつあるしなぁ。そして、夢をみるべき世代の人はここで言われているメッセージをマジに受け取ることはないだろう[し、ひょっとするとこのゲームをやること自体が法律違反?]。そう考えると、いったいこのシナリオは誰に向けられているのか…。

シナリオ以外について。絵はそれなりに綺麗だし、立ち絵のキャラは口が動くし、演出は相変わらず上手いし、音質もいい。しかし、立ち絵のバリエーションは非常に少ない。モデルとして写真撮るのだから、misaとあきらはもっとパターンを用意してほしかった。システム面では起動に時間がかかるのが難点…。

エンディングで流れる曲はルート毎に異なっている。個人的にはCooRieの「優しいさよなら」が好みだけど、映画版『マリみて』の"Heavenly Days"と似すぎている気がしなくもない(多分A-dur)。BGMは「颯爽と歩く君」という曲が好みだった。みちるが登場するときに流れることが多いのかな。"Road to dream"という曲もいい。というか全体的にBGMは雰囲気にあっていてよい。